artist: Neal Casal (ニール・カサール)
title: Sweeten The Distance
   (スウィートゥン・ザ・ディスタンス)


label: Goatee
catalog no.: GT1015

price: \2,415 (tax in)

日本仕様盤
解説&歌詞対訳:中川五郎

 
 
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Goateeでご購入の場合、定価2,415円(税込)のところ、
・通販:2,400円(送料込み)
・店頭:2,200円
とさせていただきます。

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  track listing:
01. Sweeten The Distance
02. Bird With No Name

03. Need Shelter

04. Let It All Begin

05. White Fence Round House

06. So Many Enemies

07. Feathers For Bakersfield

08. Time and Trouble

09. How Quiet It Got

10. The Gyrls of Wynter

11. Angel and You're Mine


produced by Thom Monahan

Neal Casal
: vocals, electric & acoustic guitars, piano, wurlitzer, organ
Jon Graboff: electric guitar,pedal steel guitar

Dan Fadel
: drums

Jeff Hill: bass , harmony vocals

John Ginty
: hammond organ


他参加メンバー:
Amanda Shires, Trevor Beld, Seth Petterson, Andy Cabic, Hannah Cohen, Rick Menck
 
           
 
現在アメリカのミュージック・シーンの中で最高峰のシンガー・ソングライターのひとり、ニール・カサールのおよそ3年ぶりとなる
通算12作目。
1995年のデビューからすでに15年以上のキャリアを重ね、コンスタントにアルバムを発表し、かつここまでクオリティの高い作品をつくり続けているアーティストもそうそういないのではなかろうか。 平均的に高水準すぎてついつい忘れがちになってしまうそのソング・ライティングの才は今回も顕在、相変わらずの捨て曲なしっぷり、良曲・佳曲ぞろいには毎度のことながら
感服するばかり。
そして、かねてから詞作家としても高く評価されているニールであるが、本作でもそれは円熟味を増している。中川五郎氏による対訳も付されているので、ぜひそちらもご覧いただきたい。
プロダクション面では、Vetiver、Pernice Brothers、Devendra Vanhartなどの仕事で知られるトム・モナハンをプロデュースに
迎えひとつひとつの楽器の音を鳴り大切にしつつ、それらを丁寧に織り重ねてゆくことで繊細かつきらびやかなサウンドが
生み出されている。
ストリングス等を大々的にフィーチャーした重厚なサウンドが特徴的だった前々作『No Wish To Reminisce』(2006年)、一方でシンプルかつアコースティッなバンド・サウンドが主体だった前作『Roots and Wings』(2009年)、
その両テイストが見事にミックスされたとも感じられるかもしれない。

Hazy Malazeでの盟友であり近作ではすっかりニールのレコーディングのレギュラー・メンバーとなっているダン・フェイデルと

ジェフ・ヒル(Rufus Wainwright etc.)のふたり、前作から引き続きカーディナルズで活動を共にしたジョン・グラボフ、

初期作品から参加のジョン・ギンティという気心の知れたミュージシャン達に支えられ、一方でここ最近親交のある

アンディ・キャビック(Vetiver)や、意外なところではリック・メンク(The Velvet Crash)の参加も見られる。



profile:
68年ニュージャージー生まれ。95年、Zooレコードよりデビュー・アルバム『Fade Away Diamond Time』を発表。
以来、ソロ作品としてはこれまでに計11枚のアルバムを発表(ベスト盤含む)。 胸を打つ切ないメロディー、繊細でスマートかつソウルフルなヴォーカル、そして、活動初期は70年代ウェスト・コースト・ロックやカントリー・ロックを彷彿とさせるそのたおやかなそのサウンドで、 その後現在に至るまではより幅広くかつ深化した独自のサウンド・メイキングで、本国アメリカのみならずヨーロッパでも高い
評価を得てきた。
また、ギタリストとしても確かなテクニックを持っており、これまでにジェイホークス、ウィリー・ネルソン、
ジェームス・イハ、ティフト・メリットらのレコーディング、ルシンダ・ウィリアムス、ビーチウッド・スパークス、ロバート・ランドルフ

らのツアーに参加している。
2000年以後は、女性SSWシャノン・マクナリーとのコラボレーション作の発表、シャノンのツアーにギタリストとして参加、そのツアーメンバーによってR&RバンドHazy Malazeを結成と、多方面にその活動の幅を広げてゆく。
その後、ライアン・アダムス率いるカーディナルズに加入し、バンド活動休止までの間、不動のギタリストとして活躍、

また本年リリースのライアンのソロ・アルバムにも客演している。
現在は、元ブラック・クロウズのクリス・ロビンソンの新バンド“Chris Robinson Brotherhood”のギタリストに抜擢され精力的にツアーをおこなっており、2012年初頭にはそのメンバーでの レコーディングも予定。
他アーティストのレコーディングに参加する中で撮影した写真がアートワークに採用されたり、ライアンおよびカーディナルズの

面々をツアー中に撮影したものが写真集として発刊されたりと、近年はフォトグラファーとしての評価も高まっている。

また、本年公開の映画『Country Strong』(グウィネス・パルトロー主演、日本劇場未公開)に演者への演奏指導および

Jim Lauderdaleらと共に劇中バンドのメンバーとして参加なんていう活動も。

これまでに7度の来日公演をおこない、ここ日本でも着実に音楽ファンの心を掴んでいる。